防犯基礎知識

用語解説

知っておくと便利なカギ・防犯用語

ピッキング

カギではなく針金に似た工具類(主にピックとテンション)を利用してシリンダー錠を開ける技術のこと。本来は錠前技師が使用していた技術。最近ではマスコミでもあまり騒がれないが、犯罪件数は増えている。

かむ送り解錠(バイパス解錠)

警察庁が平成14年9月に公表した新たな侵入手口の一つ。美和ロック他3社の錠前に特有の弱点。シリンダーを迂回して直接錠ケース内部に働きかけてデッドボルトを作動させ解錠する方法。CP-C認定シリンダーであっても関係なく容易に解錠されてしまう危険な手口。カラーのスペーサー対策は真鍮無垢製には有効であるが、プレス製のものは潰される危険性あり。

サムターン回し

ドアの隙間やドアスコープ、ポストなどから針金のような工具をドア内部に侵入させてサムターン(かんぬきを動作させる内部のつまみ部分)を直接回す手口。ドアに穴を開けてサムターンを狙う手口も平成14年7月ごろから急増している。

開錠

純正キーや合鍵を使って開ける行為

解錠

ピッキングなどの不正行為で錠を解く行為

破錠

ドリル、その他の工具で錠を破壊して開ける行為

鍵違い数

ディスクタンブラーやピンタンブラーの種類や数などの組み合わせによってできるキーの組み合わせ数。鍵違い数が多いのと耐ピッキング性能とは必ずしも一致しない。熟練者はピッキングの際に、ピンやディスクタンブラーを個々に決めて、いわば鍵のように高さを決めるので、何兆通り組み合わせがあろうとあまり関係ない。

CP-C認定制度

財団法人 全国防犯協会連合会が平成12年7月から始めた耐ピッキング性能を評価する制度。シリンダー(カギ穴周辺の円筒部分)だけを対象に耐ピッキング性能だけを評価する制度であって、耐破壊性能には及ばない。認定の有効期間は認定を受けた日から3年間。「CP-C」はCrime Prevention-Cylinder:防犯シリンダーの頭文字。

ディスクシリンダー

キーを差し込むことによって、内筒と外筒にまたがったディスク(金属板製、ディスクタンブラーともいう)を内筒内に引っ込めキーをまわすことができる構造を持ったシリンダー。構造体自体に空間が多く、耐久性には優れているが破壊には弱い。主に車のカギに多く使われているが、これほど玄関に多く使用されているのは日本ぐらい。

ピンシリンダー

内筒、外筒を上ピンおよび下ピンによって制御し、キーを挿入することによって上ピンを外筒に引っ込めてキーを回すことができる構造を持ったシリンダー。構造体自体が金属の塊であるので破壊にも非常に頑丈。

ディンプルキー

最近のピンシリンダー用のキーとして用いられているもの。キーにギザギザがなく、エクボのような穴が掘られたようなキーを指す。一般に防犯性が高いカギに採用されている。